ひきこもりのシンママが元おたくと結婚してみたら

ひきこもりだったシンママが元おたくの夫を捕まえて結婚してからの日記ブログ。ネット仕事の話なども

月下の恋人(浅田次郎)で盛大に鳥肌が立ちました。怖がりなんです。

 こんにちは。

こじっぺです。

 

 浅田次郎さんの「月下の恋人」です。

帰郷を読んでから「もうちょっと浅田次郎さんの本が読んでみたいなぁ」と思ったのでひと抱え。プリズンホテルとか書いてらっしゃるのは知っていたんですけど、読んでなかったんですね。多分、「帰郷」が私にとっての初めての浅田次郎作品。

月下の恋人 (光文社文庫)

月下の恋人 (光文社文庫)

 

 

あなたは一人でトイレに行けますか?

私、夜は未だに各部屋の電気つけます。

藪から棒に何の話だって言われちゃいますね(笑)実は私、物心ついた頃から今の今までそして多分これからも「怖がり」なんです。幽霊とかお化けとか大の苦手なんです。

「そういう女が「帰郷」だなんて二次大戦がテーマの本をよく読んでるよなぁ」と、自分でも思うのですが、まぁそこはそれ。

浅田次郎さんの帰郷にも、心霊的な何かやパラレルワールドのような雰囲気のある話が出ていたんですが、何の問題もなくクリアーできたんですね。ハッピーエンドの話はほぼなかったですけど、それも大丈夫だったんです。

でも、「月下の恋人」に収録されている短編のその手の描写は盛大に鳥肌が立ちました。

何年かぶりに「今夜はトイレに行けないかもしれない」と思いましたもん。

 

あなたに会いたい

恋人にはたまに言いますけどね。

特に怖かったんです。収録されている短編の中でもこのタイトルが。

「あなたに会いたい」

ちょっとドキドキしながら読み始めたんですけど、読み終わったら別な意味でドキドキして思わず後ろ振り返りました。

他の人にとっては、たいして怖い話じゃないのかもしれないですけど、やたらめったら怖かったんです。なんだか私の耳元でも「あなたに会いたい」って言われるような気がしちゃって。下手な怪談話より盛大に鳥肌立ちましたヨ。

 

自分がそうなってたかもしれない

登場人物に感情移入しすぎたのが原因だべさ

心霊とかパラレルワールド的な何かとか、実際にはありえそうにない(個人的には決してあって欲しくない。涙)話なんだけど、つい「もしかしたら、このヒトは私かもしれないし。あのヒトは身近にいる誰かかも」と思いながら読んでしまうんです。

だって、いかにもいそうな人たちなんですもの。というか実際に脇役も含めたかなりの人が「もしかしてこの人がモデルなんじゃ」という心当たりがありました。

それで、小説の誰かが体験した経験があたかもリアルにいる誰かが経験したかのように感じられちゃったんです。

リアルな誰かが経験した、ちょっと非現実な世界って想像しただけでちょっと怖い。

というか自動で想像しちゃって怖かった。

 

 

夏の夜長に誰かを想い出すときにおすすめ

人によってはちょっとひんやりするかもしれません

一冊読み終わった後に、「ああ、そういえば長らく連絡を取っていないけどあの人はどうしてるんだろう」とボンヤリ思いました。

盛大に鳥肌が立ったりもしましたが、読後に持ったその「ボンヤリ」感はとっても気持ち良かった。

お盆とかに実家に帰省した時。

ふと目が覚めちゃった夏の夜に。

なんとなく胸の奥がもやもやする時に。

読んだら気持ちいいと思います。

 

月下の恋人 (光文社文庫)

月下の恋人 (光文社文庫)

 

 浅田次郎さん好きになりました。

でも、次の作品は日中に読み切るぞ…。