”子どもがいじめられた”その時、親はこんなにも冷静でいられるのか?

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こんにちは。

いじめられたときの対処法を読んで思うところがあったこじっぺです。

 読んだ記事はこちら

feely.jp

ざっくりまとめると、

子どもがいじめられた時は第三者機関も巻き込んで2度と子どもがいじめられないような対応をすることが大切である。特に、病院、警察はしっかり活用すべし

という内容。

実にもっともな話だし、いじめの話題になるたびに似たような内容がWEBで見られるんだけど、いつも思うのです。

ここまでできる親御さんは冷静ですごいな

と。

 

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 懐疑的なタイトルをつけました。実はこじっぺ、子どもが幼稚園の頃に、「同級生から暴力を振るわれて幼稚園を辞めさせる。」ということを経験しているんです。

一応教育大を出て教育学を専攻していたし、その頃の自分だって、「子どもがいじめられたら第三者機関を」ということはわかっていたのに。その時の自分はできませんでした。

「”知っている”だけでは、体も頭も動いてくれない」

そう気付いたのは、子どもが幼稚園を辞めて、後遺症も治ってしばらく経ってからです。いじめが発生して実に3年以上も経過していました。

 

そんな経験があるので、「まとめにあるような冷静に対処をできる人」が少しでも増えるように自分の経験を書こうと思います。

いじめが発覚!そのとき母親はパニックに

壊れてしまった子どもを目の前にただ涙が流れた

まず、こじっぺの場合。暴力行為が子どものあざや言動、様子がおかしいことから発覚した時点で、軽いパニックになりました。

どうしてわかったかというと、

  1. お絵かき帳に真っ黒に塗りつぶされた絵が登場
  2. 登園前に「いやだ」と泣き叫ぶように
  3. 理由をただすと「ぶたれるからいやだ」と発言
  4. たまたま翌日にあった参観日で跳び蹴りと顔面蹴りをされる子どもの姿を目撃
  5. 先生は笑ってごまかすのみ

この5つが芋づる式に起こったので発覚したんですね。

「病院に」「警察に」よりも「どうやって子どもを守ろう」

幼稚園側の対応がもっとしっかりしていれば、かなりの率で防げた事象ですし、加害者の子どもが悪いというよりは、担任の実力不足が多いに関係している事例だと思うので具体的な幼稚園の名前や処置については触れません。

それで、子どもが幼稚園で置かれている状況を把握したこじっぺが最初に思ったのは

「どうやって子どもを守ったらいいんだろう?」

「うちの子どもが壊されてしまった…!!」

でした。

猟奇映画で目の前で人が殺されていく主人公みたいな感じ 

ちょっと例えが悪いんですが…。よく猟奇殺人の映画でホラーが入ってるやつで、主人公の目の前(かモニター越しに)、主人公の顔見知りがじわじわと嬲り殺されていくシーンがありますよね?あのときの主人公と似たような状態です。

できることと言ったら、ただ叫ぶことと泣くこと、周りの壁を叩いて自分の無力感を握り拳に刻むこと。という状態。

ちなみに当時すでに別居していたので、子供の親というとこじっぺだけでした。

パニックが収まってもそんなに頭はまわらない

できたことは最低限の一つだけ

最初の2・3日は、とにかく幼稚園には「安全が確保されていないから行かせない」と連絡をして、子どもを抱きしめて泣くしかなかったんですが…。

落ち着いたときにやったのは、「幼稚園を辞めさせよう」の一つだけでした。

「とにかく病院に行って」も思いつかなかったし、「警察に行って」も頭に出てこなかったし、「裁判沙汰にして慰謝料を」なんてことも一切思いつかなかったんです。

できたことは、子供を守るために必要な「とにかく幼稚園を辞めさせて、子供が親と一緒にいれる環境を作ること」だけでした。

子どもはまともに育っています。でも…。

加害者に何のお咎めもなかった理不尽に気づくとやるせない

早期の段階で幼稚園を辞めさせたことが功を奏しました。やめた当初は、いじめていた子どもと背格好が似ている子がいるだけで泣き叫んでいた子どもも、今では何事もなかったかのように育っています。それは嬉しい限りなのですが…。

結局、いじめられてた側が辞めていったからということで、幼稚園にも加害者にも何のお咎めもありません。もちろん、加害者からの謝罪もなし。慰謝料もなし。入園料や保育料も一切戻ってきていません。

理不尽だよな…。と思い出すたびに考えてしまいます。

「もっとしっかりできなかったのか」という後悔

「いじめが発生した時はこうするのが最善」そう言う情報は知っていたし、読むたびに「自分も同じ状況になったら、そうしてやるんだ。」

「子どもを守るだけではなく、加害者にも制裁を加えてやるんだ。」

「自分にだってそれはできる!」

と信じていました。なので、「全然できなかった。子どもを守るだけで精一杯だった。」という事実に気づいたときはショックでしたよ。なんて自分は無力な親なんだろうと、滝のように涙が流れることが今でもしばしばあります。

子どもがいじめられた!その時パニックにならないために

最善の対処策は読むだけじゃなくシミュレーションをしてみる

自分でもできる!というのは、過信です。

例えば、義務教育の頃から定期的に行われていた防災訓練。あれだって、「そんなの訓練なんかしなくってもできるよ」ということを毎年繰り返しますよね。にもかかわらず、いざという時に訓練通りにできるわけではない。

子どものいじめも災害と同じだと考えてください。起こらなければそれに越したことはないけれど、家や学校が火事になる可能性よりも同級生にいじめられる可能性の方が高いかもしれませんよ?

いじめの対処策を読んだら、自分の子どもが同じ状況になった様子を子どもの涙さえも感じれるくらいに想像することをお薦めします。

さらに、その状況で自分が親としてどういう対応をするべきなのか対処している自分の姿をしっかり頭に描いてください。

シミュレーションを行うことで、脳は慣れてくれます。いざという時にパニックに陥ると「できるはず」のことはだいたいできないです。

夫婦でシミュレーションできるならそれもやって

こじっぺは、子どもがいじめられた時に夫とは別居していたので誰にも頼れませんでした。心の拠り所がなかったというべきでしょうかね。

いじめへの対応は、かなり心細いし、辛いです。

味方になってくれる人はいないと覚悟して行う必要があります。

そんなときに、一緒に対処してくれる人や子どもを包んでくれる人がいたら、パニックがおさまるのも早いですし、考える脳みそも2つに増えます。

いじめが発生したときに「子育てはお前(あなた)に任せてる、俺(私)は知らん」と言わせないためにも、夫婦でシミュレーションすることをお薦めします。

 

「”知っている”だけでは、体も頭も動いてくれない」

だからこそ、普段の訓練が必要

しつこいようですが、「”知っている”だけでは、体も頭も動いてくれない」です。普段からしっかり訓練をしておいてください。これは絶対役に立ちます。

実際にいじめが発生しなかったなら、それでいいではないですか。シミュレーションと言っても、そんなに時間がかかるものでもないんです。

いじめへの正しい対処法を見かけたときだけできっと足ります。頭の中でちょっとしたシミュレーションをしましょう!